30ch動ひずみ測定BOX

無線データロガー
AirLogger™ WM2000シリーズ

多チャンネルの動ひずみ測定の作業効率改善に

従来の動ひずみ計測器では、計測部本体とは別にブリッジが必要となるため、車内計測の際に置き場所に困ったり、ひずみゲージの取付作業や配線引き回し作業が煩雑になるといった課題があります。
無線30ch動ひずみ測定BOXはこの課題を解決し、有効活用するソリューションを提供します。

無線30ch動ひずみ測定BOXは、受注生産品です。
無線データロガーWM2000SB10個および必要部品と一緒に無線30ch動ひずみ測定BOXを発注いただくことで、無線30ch動ひずみ測定BOXに無線データロガーWM2000SBを実装し、動作確認を行った上で納品します。

airLogger30ch

特長

コンパクトで耐環境性に優れ、厳しい環境下でも使用可能

ひずみゲージとの接続は作業性と耐振動に配慮し、ワンタッチ式・スリップインコネクタを採用しました。
故障時のメンテナンス性を考慮し、市販コネクタを使用しているので、お客様が交換することができます。

  • サイズ: 340(W) × 285(D) × 85(H) mm
  • 総重量:3.5kg(無線データロガーWM2000SB 10個含む)
  • 使用環境温度:-15℃ ~ +60℃
  • 耐振動:JISD1601 1種c種 相当

最大75chまで動ひずみ測定が可能

30ch動ひずみ測定BOXでは、無線データロガーWM2000SBを10個収納することが可能です。WM2000ZA(PC通信ユニット)とWM2000ZC(多接続高速データレシーバ)をパソコンに接続した場合には、無線データロガーWM2000SBを最大25個まで接続可能なため、30ch動ひずみ測定BOXを2.5台使用することで最大75chまで測定することができます。

ワイヤレス化により配線引き回し作業時間を短縮

無線データロガーWM2000SBはブリッジとアンプを測定ユニット内に実装しており、計測用パソコンと無線で接続されるため、配線が不要です。測定ポイントの傍に無線データロガーWM2000SBを収納した30ch動ひずみ測定BOXを設置することで、ひずみゲージ等のセンサーの配線や段取り工数を大幅に削減します。

従来の動ひずみ計測器
無線30ch動ひずみ計測器システム

業界初 ワイヤレス/最速10KHzサンプリングを実現

最大計測ポイント数 75ch 接続ユニット(30ch動ひずみ測定BOX 2.5台使用時)
最速サンプリング周波数 10kHz
測定範囲 ±20000µST ※
最小分解能 0.1µST ※(@±2000µST ※ レンジ)
平衡調整 ±10000µST ※(自動補正)
適応ゲージ 1ゲージ法 2ゲージ法 4ゲージ法(120Ω または 350Ω)
全ch自動タイミング補正機能

※ ひずみは伸縮量を比率で表したものなので単位はありませんが「ひずみ値」であることを示すためSTと記しています。(strainの略)

スタンドアロン機能による測定データの蓄積

無線データロガーWM2000SBは内蔵メモリを搭載しており、測定データをパソコン側に送信せずに最大26時間分の測定データを蓄積することができるため、パソコンと通信できない場面で有用性を発揮します。

ひずみゲージの接続確認
測定中
測定データの回収

外部給電オプション

A7040-U10-001
電圧変換ユニットA7040-U10-001
電圧変換ユニットA7040-U10-001は、無線データロガーWM2000SBへの電源供給を外部電源から行う装置です。最大10個の測定ユニットに給電が可能で、電池残量を気にすることなく長時間にわたるモニタリングを可能にします。
A7040-C10-001
外部給電ケーブルA7040-C10-001
外部給電ケーブルA7040-C10-001は、無線データロガーWM2000SBと電圧変換ユニットを繋ぐ専用ケーブルです。WM2000SB ごとに必要なので、30ch動ひずみ測定BOXにWM2000SBを10個載せる場合には、10本必要です。

導入メリット

多様な使用用途が実現する高いコストパフォーマンス

コンパクトで可搬性に優れている一方で、従来のひずみ計測器と同等の性能を備えています。耐久性の高さに加え、無線データロガーWM2000SBの持つ測定データ保存機能により、振動試験や車両試験といったより多くの用途で30ch動ひずみ測定BOXを有効的に活用することができます。

加振試験に
車両内の計測