断線チェック(詳細は取扱説明書 ”断線の検出” と “システム条件設定” をご覧ください)

熱電対測定の設定をした場合、熱電対(補償導線も含む)の断線チェックを行うことができます
測定中に実行する方法と測定停止中に実行する方法(WM2000シリーズのみ)があります
サンプリング周期が10s以上の場合、測定中に断線チェックを定期的に実行することができます
※断線チェックは熱電対の抵抗値により実施しているため、抵抗値の高い熱電対を使用した場合、正常に接続されていても断線と判定してしまう場合があります
断線チェックで断線と表示される抵抗値の高い熱電対をご利用の場合は断線チェック機能は利用しないでください

WM1000

WM1000では断線によって熱電対の抵抗値が大きくなると測定範囲外の [Out Of Range] となります
[Out Of Range] と表示された場合は、熱電対が外れているか断線している可能性がありますので接続を確認ください

WM2000シリーズ

測定停止中に断線チェックを実行する方法

(Settings -> Setup…で測定ユニットの設定を行いすべてのユニットの通信が確立してから断線チェックを実施してください)

手順

測定ユニットに熱電対を接続します
Settings の [Sensor Disconnection Check…] をクリックします

”Execute”をクリックし断線チェックを実行します
Statusに

  • 正常の場合はConnected(緑色)
  • 断線している場合はDisconnected(赤色)
  • 通信不良の場合はCheck Error(赤色)

と表示されます

測定中に実行する方法 サンプリング周期5s以下の場合は使用できません

手順

Settingsをクリックし、Systemタブをクリックします

Enable Sensor Alarm のチェックボックスにチェックを入れ、その他の通常の設定を実行をします。