自動車計測

自動車の開発や製造現場において、もっとも重宝される計測器のひとつがデータロガーです。各種センサと組み合わせて使用し、温度、加速度、ひずみ、応力などの試験で、設計の妥当性確認から製造時の検査など、幅広い分野で使用されます。
無線データロガーAirLogger™シリーズは、「無線」「小型」「優れた耐環境性能」の特長を生かし、ボディ剛性評価やプレス用金型の精度確認、タイヤやドライブシャフトの動作時の評価など、動体や回転体、遮蔽空間の温度やひずみの測定に威力を発揮します。

対象製品比較表

温度 電圧 ひずみ 回転体 多ch
測定対象 温度 温度/電圧 ひずみ/加速度/ロードセル
製品名
WM1000
WM2000TA
WM2000TB
WM2000SA
WM2000SB
Ch数/最大ch数 1ch/100ch 2ch/200ch 7ch/700ch 1ch/100ch 3ch/300ch
測定範囲 −200~+1300℃
(Kタイプ)
温度:−200~+1300℃(Kタイプ) ±20000µST
電圧:±12V
測定間隔 0.1s~10min 0.1ms~1min
大きさ 35mm,35mm,14.5mm 54.5mm,45mm,17.5mm 60.5mm,49mm,17.5mm 54.5mm,45mm,17.5mm 84mm,64mm,22mm
重さ 20g 36g 45g 36g 105g
通信距離 10m 30m 10m
電池 CR2032 専用電池 *1
使用温度範囲 -15~70℃ -40~100℃ -30~100℃ -15~60℃
ロスト回復機能 △ *2

※最大接続数はサンプリング周期が1s以上の場合
*1 外部給電ケーブルを使用することで専用電池を使わずに動作させることも可能です。
  オプションの外部給電をご覧ください。
*2 WM1000は簡易的なロスト回復機能になります。

特長

エンジンルームの配線がすっきり

  • ワイヤレスによる簡易な接続
  • 熱電対の再利用ができるため、環境負荷を削減
  • 最大700chの同期測定が可能
  • 電池動作なためノイズに強い構造

 

AirLogger™ 自動車での使用例

回転体の測定が可能

  • スリップリングを使わずに直接設置可能
  • ドライブシャフトに簡単取り付け
  • タイヤとブレーキに簡単取り付け

 

AirLogger™ タイヤでの使用例

車内・車外の測定も走行中の測定も簡単

  • 使用する熱電対の長さを最短化
  • 車外の測定も車内から窓を開けずに制御可能
  • 小型・軽量のため、どこでも設置可能
  • 部品に取り付けた状態で移動可能

メモリーロガーとしても使用可能(WM2000SBのみ)

WM2000SBのスタンドアロンモードを使用するとメモリーロガーとして使用することが可能です

  • スタート信号 / ストップ信号の受信のみで動作可能
  • 測定結果は、あとから無線で収集

 

WM2000SB
スタンドアロンモードの使い方はこちら
測定ユニットの内部メモリ容量はこちら

ひずみゲージの接続確認
測定中
測定データの回収

測定ユニットを複数まとめる多chの収納BOX

温度電圧のWM2000TBとひずみのWM2000SBは10ユニットをひとつのケースに収納する専用BOXをご利用いただけます。
1つの収納BOXから温度電圧では最大70ch、ひずみは30chを測定することができます。