電圧測定

電圧測定は、より身近で欠かせない測定パラメータのうちの一つです。
AirLogger™シリーズの電圧測定ユニット(WM2000/WM2001TA,TB)は、最大±12Vの直流電圧(DC)測定が可能です。また、市販されている電圧出力型のセンサーを取り付ける事により、風力や照度、湿度などの測定も可能となり、その応用用途は大きく広がります。
さらに、AirLogger™シリーズの持ち味である無線の特長を活かして、今まで困難であった回転体や動体、遮蔽空間などの計測が容易になるうえ、多点同時測定も可能です。

各種センサでの使い方をご紹介
製品名
WM2000TA/WM2001TA
WM2000TB/WM2001TB
Ch数/最大ch数 2ch/200ch 7ch/700ch
測定範囲 ±12V
測定間隔 0.1s~10min
最大絶対定格 15V
大きさ 54.5mm, 45mm, 17.5mm 60.5mm, 49mm, 17.5mm
重さ 36g 45g
通信距離 見通し最大30m(WM2000TA,TB)
屋外見通し最大100m(WM2001TA,TB)
電池 専用電池 *1
使用温度範囲 -40~100℃
ロスト回復機能

※最大接続数はサンプリング周期が1s以上の場合
*1 外部給電ケーブルを使用することで専用電池を使わずに動作させることも可能です。
  オプションの外部給電をご覧ください。

特長

電圧測定

もっとも処理しやすい物理量の電圧はあらゆる場所で使われています。
離れた場所の電圧を無線ロガーなら手軽に一括モニタリングできます。
複数のユニットを使うことで絶縁性が必要な電圧を手軽に一括モニタリングできます。

様々なセンサの接続

湿度、圧力、照度、距離、CO2濃度などの電圧出力センサーが接続でき、各センサーを同時に計測できます。
湿度の測定
照度の測定
風速の測定


照度センサの接続例

無線化により、測定用ジグ不要

スリップリングや測定用のジグなどを使わずに実機評価が可能になります。

無線化により、配線工数を大幅削減

測定工数を削減できるため、評価期間が短縮できます。
ケーブルの引き回しの苦労から解放されます。

金属筐体内でも無線通信計測が可能

ガスケットや窓があれば、温度試験槽などでも無線通信をして測定が可能です。
WM2000シリーズでは、電波状況をソフトウェア上で確認できます。

複数の測定ポイントをリアルタイムに同期測定

PC通信ユニットから一斉に同期信号を出すことで
測定ユニット間の同期を実現しました。
最大100ユニット700chの同期測定が可能です。
測定したデータは標準ソフトでリアルタイムで確認できます。
ソフトウェアについてはこちらをご覧ください。

PC通信ユニット 最大100ユニット

つながる無線計測の提供

測定ユニットの内部メモリを使ったメモリデータを保管し、回復機能を有します。
測定ユニットとPC通信ユニットの設置方法によって送受信電波の強さが大きく変わります。
ノウハウ集:取り付け方法の見直し
お問い合わせ

つながる無線計測の提供1 つながる無線計測の提供2

AC電源不要、徹底的な小型化と低ノイズ化を実現

電池動作なため取り除きにくい電源ノイズなどの影響が少ない特長があります。
測定ユニットの筐体の絶縁を確保した設置をすることで高圧環境下で使用することが可能です。
(同一測定ユニットのch間では高圧に耐えられませんので高圧下では細心の注意が必要になります)
ノウハウ集:電池動作により手強い電源ノイズを軽減できます

厳しい試験環境にも適した防水防塵対応

耐防水/防塵性はIP54相当です。(防水アタッチメントを使用した場合での性能です)

出力ファイルの形式

CSVファイルで出力可能です。