センサ概要
湿度測定は均一な環境で測定する必要があります。
空気の流れがよく、結露や水滴の影響を受けない環境に設置してください。
湿度センサは湿度が20%RH以下の低い状態のセンシングが苦手です。
20%RH以下の湿度を確認する場合はセンサの精度の仕様をご確認してご利用ください。
湿度センサは湿度によって抵抗値もしくは容量値が変化しその変化分から湿度の値を抽出します。
抵抗もしくは容量を測定するための電源が必要になります。
センサには電源端子と出力端子があります。
出力はアナログタイプとデジタルタイプがあります。
アナログタイプには電圧出力と電流出力があります。
AirLogger™ではアナログタイプのセンサを使った測定が可能です。
電流出力タイプでの測定の仕方はノウハウ集の ”電流測定” をご覧ください。
設置
湿度センサに電源とデータロガーを接続します。
データ収集の設定
- WM2000の標準ソフトウェアを起動します
- “Settings” -> “Setup…” をクリックし設定画面を開きます
- ”Sensing Mode” を “Sensor -> Voltage” に変更をします
- “Unit” に単位を入力します(例 %RH)
- “Type|Range” でデータロガーに入力される電圧に合わせてレンジ設定をします
センサの電源電圧より大きいレンジにすると確実に測定できます - “Sampling Interval” でサンプリング周期を選びます
サンプリング周期は測定ユニット単位で指定できます - “Transformation” にセンサが指定する出力電圧(電流)から湿度に変換する変換式を入力します
例) 1~5V出力の湿度センサで変換式が 湿度[%RH]=25×(出力電圧[V]-1) の場合 ”25*(x-1)” と入力する - “OK” をクリックして設定を終了する
測定をする
- “start” をクリックし測定条件を入力する “Start Measurement” ウィンドウを出す
- “Start Measurement”(測定条件入力ウィンドウ)の “OK” を押して測定を開始する
- “start” が ”stop” に変わる。測定が終了したら “stop” を押す
- リカバリのウィンドウですべてのユニットのリカバリ(Lostの再送信)が実現できたらリカバリウィンドウを閉じる
※ログを取らないで測定を実行した場合はリカバリウィンドウは出ません
測定結果を見る、結果を取り出す
- ”view” を押しviewウィンドウを出し測定結果を見る
- “csv” を押しCSVの設定ウィンドウを出す
- ”Execute” を押す