変換式・補正式の入力方法と関数の種類
WM2000シリーズの標準ソフトでは、測定値に演算した結果をログとして保存することができます。
演算式を入力できる箇所は [Transformation] と [Adjustment] の2か所あります。
演算する順番は [Transformation] -> [Adjustment] です。
演算する前の結果と演算後の結果を両方ともログに残したい場合は、演算にマルチデータ演算機能を利用することで実現可能です。 ノウハウ集:測定した生データと変換式を使った結果を同時に抽出する方法(マルチデータ演算機能)
操作手順
変換式が25×(測定電圧-1)の湿度センサの場合
- Settings -> [setup…] で設定のウィンドウを開きます
- [Transformation] に ”25*(x-1)” と入力します
- その他の設定を図のように設定します([Settng Mode]、[UNIT]、[Type|Range])
変換前の測定データは ”x” で記載します。
変換式と補正式で入力できる演算形式は四則演算とC#のMathクラスの各種メソッドが使用できます。
使用できる関数の一部は下記の通りです。
四則演算
記号 | 内容 |
---|---|
+ | 足し算 |
– | 引き算 |
* | 掛け算 |
/ | 割り算 |
記号 | 内容 |
---|---|
Math.Abs() | 絶対値 |
Math.Sqrt() | 平方根(ルート) |
Math.Pow() | 指定した値でのべき乗 |
Math.log10() | 10を底にするlog |
Math.Exp() | eのべき乗 |
Math.Sin() | サイン |
Math.Cos() | コサイン |
Math.Tan() | タンジェント |