デジタルフィルタ(詳細は取扱説明書 ”フィルタ演算” をご覧ください)

測定結果に対してデジタルフィルタをの処理を行った結果を出すことができます

測定結果をCSVで取り出してから別途演算や測定器にアナログ回路のフィルタをいれることなしに高周波ノイズが大きい環境やオフセット成分を取り除きたい場合などの信号処理を行えます

測定後に信号処理を行うため信号処理前後両方のデータを入手・保存することができます

手順

1. [Calculation] → [Filter] をクリックし、Filter Calculation Dialog を出します

2. フィルタの種類(Band Type)、カットオフ周波数(Band Width)を選択します
Band Widthの選択はサンプリング周期によって選択できる周波数が変わります
※カットオフ周波数は-3dB(約0.7倍)になる周波数です

3. 対象のデータ範囲と処理後のデータの出力先を選びます

4. ”OK” を押して処理を開始します

サンプリング周期ごとの選べるBand Widthは下記の通りです

サンプリング間隔 指定可能LPF帯域幅 指定可能HPF帯域幅
100µsec 2KHz、1KHz、500Hz、200Hz、100Hz 50Hz
200µsec 1KHz、500Hz、200Hz、100Hz、50Hz 25Hz
500µsec 500Hz、200Hz、100Hz、50Hz、20Hz 10Hz
1msec 200Hz、100Hz、50Hz、20Hz、10Hz 5Hz
2msec 100Hz、50Hz、20Hz、10Hz、5Hz 2.5Hz
5msec 50Hz、20Hz、10Hz、5Hz、2Hz 1Hz
10msec 20Hz、10Hz、5Hz、2Hz、1Hz 0.5Hz
20msec 10Hz、5Hz、2Hz、1Hz、0.5Hz 0.25Hz
50msec 5Hz、2Hz、1Hz、0.5Hz、0.2Hz 0.1Hz
100msec 選択不可 0.05Hz
200msec 選択不可 0.025Hz
500msec 選択不可 0.01Hz
1sec 選択不可 0.005Hz
2sec 選択不可 0.0025Hz
10sec 選択不可 0.0001Hz
1min 選択不可 0.00008333Hz
5min 選択不可 0.00001667Hz
10min 選択不可 0.000008333Hz