測定後の間引き(詳細は取扱説明書 ”間引き演算” をご覧ください)

測定結果のサンプリングを間引きして測定後にサンプリング周期を広げたデータを作成しデータを軽くする機能です。
例えば、サンプリング周期100msで測定したデータをサンプリング周期1sに変更すると測定点数は1/10にできます。

手順

1. [Calculation] → [Decimation] をクリックし、Decimating Calculation Dialog を出します

2. 間引く量(Decimation Count)を選択します
サンプリング周期によって “()” のサンプリング周期が変わります

3. 間引く前処理にローパスフィルタ処理を行うか選択します(Use Decimation Filter)
このフィルタではカットオフ周波数を選べません
ローパスフィルタの帯域幅 = 1/(間引き後のサンプリング間隔[sec]/2)

4. 対象のデータ範囲と処理後のデータの出力先を選びます

5. ”OK” を押して処理を開始します

サンプリング周期ごとの選べる間引き数(間引き後のサンプリング周期)は下記の通りです

サンプリング間隔 指定可能カウント数(間引き後のサンプリング間隔)
100µsec 2 (200µsec), 5 (500µsec), 10 (1msec), 100 (10msec)
200µsec 5 (1msec), 10 (2msec), 100 (20msec)
500µsec 2 (1msec), 4 (2msec), 10 (5msec), 100 (50msec)
1msec 2 (2msec), 5 (5msec), 10 (10msec), 100 (100msec)
2msec 5 (10msec), 10 (20msec), 100 (20msec)
5msec 2 (10msec), 4 (20msec), 10 (50msec), 100 (500msec)
10msec 2 (20msec), 5 (50msec), 10 (100msec), 100 (1sec)
20msec 5 (100msec), 10 (200msec), 100 (2sec)
50msec 2 (100msec), 4 (200msec), 10 (500msec), 200 (10sec)
100msec 2 (200msec), 5 (500msec), 10 (1sec), 100 (10sec)
200msec 5 (1sec), 10 (2sec), 300 (1min)
500msec 2 (1sec), 4 (2sec), 20 (10sec), 1200(10min)
1sec 2 (2sec), 10 (10sec), 60 (1min), 600 (10min)
2sec 5 (10sec), 30 (1min), 150 (5min), 1800 (1hour)
10sec 6 (1min), 30 (5min), 60 (10min), 360 (1hour)
1min 5 (5min), 10 (10min), 60 (1hour)
5min 2 (10min), 12 (1hour)
10min 6 (1hour)