オフラインモードの使い方
WM2000シリーズでは、ノーマルモードで測定中、1分以上通信が途切れると測定ユニットはオフラインモードになります。
オフラインモードでは無線通信はせず測定ユニットは非同期で測定を続けます。
PC通信ユニットからの停止信号を受け取るか、内部メモリの容量がいっぱいになると測定は停止します。
測定データはLostデータの回復の機能により測定ユニットから取り出します。
逆に、オフラインモードを積極的に利用し、測定開始から通信できない場所に測定ユニットをもっていくことでメモリーロガーと同様に扱えます。
注意) 長期モニタリングモードでは通信が長時間途切れてもオフラインモードにはなりません。
手順
ノーマルモードで測定をします。
1分以上通信が途切れて、測定ユニットとの通信が完全に途切れ、測定ユニットはオフラインモードに切り替わり測定を続けます。
標準ソフトで測定を停止します。
測定停止すると自動でLostデータの回復をします。
Lostデータの回復が成功するとデータ表示ウィンドウの表示にLostデータのないグラフを表示します。
Lostデータの回復をすべてのユニットで完了しない場合(オフラインモードになったユニットのLostデータの回復が成功すれば以下の作業は必要ありません)
電波が悪い状況にある場合や、オフラインモードで動作している間に測定ユニットとPC通信ユニットのタイミングが大きくずれた場合、測定停止時のLostデータの回復で測定ユニットとの通信に失敗する可能性があります。以下の手順を実行してください。
- Lostデータの回復ができなかった測定ユニットとPC通信ユニットが通信しやすい場所に置きます
- Settings -> [Force reset of all sensor units…]により測定ユニットの強制リセットを行います
- Lostデータの回復を Recover LOST Data より実行します
失敗した場合、何度か繰り返してください。
Lostデータの回復が完了するとノーマルモードで測定をした場合と同様に扱えます。