ひずみ測定
WM2000シリーズでひずみゲージを使ったひずみ測定ができます。 測定ユニットにひずみゲージの配線を接続し、測定結果をPC通信ユニットが接続されているPCに送信します。 測定ユニット間はPC通信ユニットから共通の同期信号を受け同期測定します。
測定手順
測定ユニットにひずみゲージの配線を取り付けます。 PC通信ユニットをPCに接続します。
標準ソフトを立ち上げます。
- Settings -> [Setup…]から設定のウィンドウを起動します
- 測定対象のひずみ値に合わせて測定レンジを指定します
- ログに残したいサンプリング周期に指定します
- OKをクリックします
測定ユニットのゼロ調整をします。
ひずみゲージはゲージを接着するときの歪みや抵抗値のばらつきで初期値がゼロになりません。
測定の直前にゼロ調整をして、初期値を規定します。
- Settings -> [Zero Point Adjustment…]でゼロ調整の設定を行うウィンドウを起動します
- ゼロ調整する測定ユニットのチェックボックスにチェックを入れた状態でExecuteをクリックします Adjusted と表示されると調整成功です Error と表示された場合は無線通信に失敗しています 通信環境が悪い場合は改善をしもう一度実行してください Out Of Range と表示された場合は調整範囲外です 接続ミス・断線・センサが使用の測定器と不適合の可能性があります 接続の確認をお願いします
- チェックを入れたすべての測定ユニットが Adjusted になりましたらCloseをクリックします
- Startをクリックし測定条件のウィンドウのOKをクリックし測定を開始します
測定中にログを確認できます。
- 表示されている範囲でY軸のみ変更可能です
- 表示されていない範囲やX軸の拡大を行う場合はデータ表示ウィンドウを起動して確認します
- 長期モニタリングモードを使用した場合のみ、測定中に電池の交換が可能です※ ※電池がなく測定開始ができなかった場合は測定中に電池交換をしても測定はできません 設定からやり直してください
必要な期間測定をしたら測定を停止します。
測定停止すると自動でLostデータの回復をします。
測定の停止やLostデータの回復に失敗する場合はSettings -> [Force reset of all sensor units…]で測定ユニットの強制リセットを実行してください。
viewをクリックしデータ表示ウィンドウを起動します。
(既に起動している場合データ表示ウィンドウを更新を実行しても確認できます)
測定結果を取り出す場合は必要なデータをCSV出力します。
標準ソフトを終了します。
測定ユニットが測定停止していれば標準ソフトを閉じると、自動で測定ユニットをスイッチオフにします。