荷重・圧力・加速度測定

AirLogger™ シリーズのひずみ測定ユニット(WM2000SA, WM2000SB)は、ひずみゲージ式センサを接続する事でさまざまなパラメータ測定が可能です。(たとえば、ロードセルの接続で荷重測定、圧力センサの接続で圧力測定、加速度センサの接続で加速度測定など。)
それらの試験において従来工数を要していた、計測器本体と測定対象物の間の太いセンサケーブルの引き回し作業は、「無線」「小型」「優れた耐環境性能」のAirLogger™ の使用により不要となり、煩雑な配線作業から解放されます。また同時に、測定が困難であったタイヤ等の回転体や動体の測定も容易に実現します。

各種センサでの使い方をご紹介
製品名
WM2000SA Full bridge
WM2000SB
Ch数/最大ch数 1ch/100ch 3ch/300ch
測定範囲 ±20000μST相当
測定間隔 0.1s~10min 0.1ms~1min
大きさ 54.5mm, 45mm, 17.5mm 84mm, 64mm, 22mm
重さ 36g 105g
通信距離 30m 10m
電池 専用電池 *1
使用温度範囲 -30~100℃ -15~60℃
ロスト回復機能

※最大接続数はサンプリング周期が1s以上の場合
*1 外部給電ケーブルを使用することで専用電池を使わずに動作させることも可能です。
  オプションの外部給電をご覧ください。

特長

荷重・圧力・加速度測定

力を生じる物理量はひずみを介して測定することができます。
ひずみを使ったセンサの代表例に荷重・圧力・加速度センサーがあります。
計測ユニットはひずみの4ゲージ法での接続で計測可能です。
※ひずみゲージ式ではなく電圧出力式の場合はWM2000TA/TBで測定可能です。
圧力の測定
加速度・振動の測定


圧力センサの接続例(ひずみ式変換器タイプ)

超小型・軽量化の実現

測定ユニット内にブリッジ抵抗・アンプ・記録器と無線機の全てを内蔵
しております。
駆動電源は小型電池で実現しました。
小型・軽量化を実現したため、測定対象の近くに配置することで従来方式
では必要な膨大な配線の引き回しが不要になります。
AirLogger™ ひずみ計測の簡略化

無線通信、ケーブルレス化で作業効率を改善。回転体や遮蔽空間の測定が可能に

無線化により、配線工数を大幅削減

たくさんの設備がある場所でもケーブルの引き回しの苦労から
解放されます。
設置の工数削減ができるため、評価期間が短縮できます。

AirLogger™ 建物の振動実験での使用例

金属筐体内でも無線通信計測が可能

ガスケットや窓があれば、温度試験槽などでも無線通信をして測定が可能です。
WM2000シリーズでは、電波状況をソフトウェア上で確認できます。

複数の測定ポイントをリアルタイムに同期測定

PC通信ユニットから一斉に同期信号を出すことで
測定ユニット間の同期を実現しました。
最大100ユニットの同期測定が可能です。
測定したデータは標準ソフトでリアルタイムで確認できます。
ソフトウェアについてはこちらをご覧ください。

PC通信ユニット 最大100ユニット

つながる無線計測の提供

測定ユニットの内部メモリを使ったメモリデータを保管し、回復機能を有します。
測定ユニットとPC通信ユニットの設置方法によって送受信電波の強さが大きく変わります。
ノウハウ集:取り付け方法の見直し
お問い合わせ

つながる無線計測の提供1 つながる無線計測の提供2

AC電源不要、徹底的な小型化と低ノイズ化を実現

電池動作なため取り除きにくい電源ノイズなどの影響が少ない特長があります。
測定ユニットの筐体の絶縁を確保した設置をすることで高圧環境下で使用することが可能です。
(同一測定ユニットのch間では高圧に耐えられませんので高圧下では細心の注意が必要になります)
ノウハウ集:電池動作により手強い電源ノイズを軽減できます

厳しい試験環境にも適した防水防塵対応

耐防水/防塵性はIP54相当です。(防水アタッチメントを使用した場合での性能です)

出力ファイルの形式

CSVファイルで出力可能です。

NDIS変換ケーブル(オプション)をご用意

NDISコネクタ付きひずみゲージ式センサに対応した変換ケーブルをオプションでご用意しました。ご使用により、センサの取付がより簡単に行えます。
オプション:NDIS変換ケーブルはこちらから