温度測定
温度は、私たちの日常にとってとても重要な物理量であり、物をつくるうえで欠かせない重要なパラメータです。
温度の測定に使用される計測器は大きく別けて、接触型、非接触型の2タイプがあり、AirLogger™シリーズは接触型に分類されます。
接触型で使用される最もポピュラーなセンサーが熱電対です。K型、T型、J型の各種熱電対をAirLogger™シリーズの温度測定ユニット(WM1000,WM2000/WM2001TA,TB)に接続し、接点温度の測定を行います。
システムの無線化により、熱電対の煩雑な配線作業から解放され、作業時間が大幅に軽減されます。
製品名 | |||
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Ch数/最大ch数 | 1ch/100ch | 2ch/200ch | 7ch/700ch |
温度測定範囲 | -200~1300℃ | ||
測定間隔 | 0.1s~10min | ||
対応熱電対 | K, T, J | ||
大きさ | 35mm, 35mm, 14.5mm | 54.5mm, 45mm, 17.5mm | 60.5mm ,49mm, 17.5mm |
重さ | 20g | 36g | 45g |
通信距離 | 見通し最大10m | 見通し最大30m(WM2000TA,TB) 屋外見通し最大100m(WM2001TA,TB) |
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電池 | CR2032 | 専用電池 *1 | |
使用温度範囲 | -15~70℃ | -40~100℃ | |
ロスト回復機能 | △ *2 | ○ |
※最大接続数はサンプリング周期が1s以上の場合
*1 外部給電ケーブルを使用することで専用電池を使わずに動作させることも可能です。
オプションの外部給電をご覧ください。
*2 WM1000は簡易的なロスト回復機能になります。
特長
熱電対での温度測定
熱電対はセンサの接触点の温度を測定できるため安定して測定できます。
K熱電対を使うと-200~1300℃の高温まで測定可能です。
熱電対を使った温度測定
無線化により、測定用ジグ不要
無線化により、配線工数を大幅削減
測定工数を削減できるため、評価期間が短縮できます。
ケーブルの引き回しの苦労から解放されます。
金属筐体内でも無線通信計測が可能
ガスケットや窓があれば、温度試験槽などでも無線通信をして測定が可能です。
WM2000シリーズでは、電波状況をソフトウェア上で確認できます。
シンプルな操作
WM1000は徹底したシンプルな構成になっております。
電源を入れてから30秒で温度計測を開始することができます。
事例 ワイヤレスで簡単に温度計測(動画)
複数の測定ポイントをリアルタイムに同期測定
PC通信ユニットから一斉に同期信号を出すことで
測定ユニット間の同期を実現しました。
最大100ユニットの同期測定が可能です。
WM1000シリーズでは最大100ch
WM2000シリーズでは最大700ch
測定したデータは標準ソフトでリアルタイムで確認できます。
ソフトウェアについてはこちらをご覧ください。
つながる無線計測の提供
測定ユニットの内部メモリを使ったメモリデータを保管し、回復機能を有します。
(WM2000シリーズは特に強化されています)
測定ユニットとPC通信ユニットの設置方法によって送受信電波の強さが大きく変わります。
ノウハウ集:取り付け方法の見直し
お問い合わせ
AC電源不要、徹底的な小型化と低ノイズ化を実現
電池動作なため取り除きにくい電源ノイズなどの影響が少ない特長があります。
測定ユニットの筐体の絶縁を確保した設置をすることで高圧環境下で使用することが可能です。
(同一測定ユニットのch間では高圧に耐えられませんので高圧下では細心の注意が必要になります)
ノウハウ集:電池動作により手強い電源ノイズを軽減できます
厳しい試験環境にも適した防水防塵対応
耐防水/防塵性はIP54相当です。(WM2000シリーズは防水アタッチメントを使用した場合での性能です)
出力ファイルの形式
CSVファイルで出力可能です。
(シンプルな構成のWM1000はログファイルもCSVファイルで作成します。)