土木・建築計測
ビルの耐震評価やアスファルト敷設時の温度測定、地盤調査時の振動試験をはじめ、杭打機、フォークリフト、ブルドーザといった建設機械の開発評価など、土木/建設の分野においては、温度、応力、変位、荷重、圧力など、多種多様な測定が求められます。同時に、10mを超えるセンサケーブルを数十本にわたって敷設する現場も多く、配線にかかる手間や配線の絡まり、断線など、多くの課題も伴います。
無線データロガーAirLogger™シリーズは、「無線」「小型」「優れた耐環境性能」の特長を生かし、動体や回転体の測定に威力を発揮するだけではなく、それら煩わしいセンサケーブルの課題を解決に導きます。
測定対象 | 温度 | 温度/電圧 | ひずみ/加速度/ロードセル | ||
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製品名 | |||||
Ch数/最大ch数 | 1ch/100ch | 2ch/200ch | 7ch/700ch | 1ch/100ch | 3ch/300ch |
測定範囲 | −200~+1300℃ (Kタイプ) |
温度:−200~+1300℃(Kタイプ) | ±20000µST | ||
電圧:±12V | |||||
測定間隔 | 0.1s~10min | 0.1ms~1min | |||
大きさ | 35mm,35mm,14.5mm | 54.5mm,45mm,17.5mm | 60.5mm,49mm,17.5mm | 54.5mm,45mm,17.5mm | 84mm,64mm,22mm |
重さ | 20g | 36g | 45g | 36g | 105g |
通信距離 | 見通し最大10m | 見通し最大30m(WM2000TA,TB,SA) 屋外見通し最大100m(WM2001TA,TB,SA) |
見通し最大10m | ||
電池 | CR2032 | 専用電池 *1 | |||
使用温度範囲 | -15~70℃ | -40~100℃ | -30~100℃ | -15~60℃ | |
ロスト回復機能 | △ *2 | 〇 | ◎ |
※最大接続数はサンプリング周期が1s以上の場合
*1 外部給電ケーブルを使用することで専用電池を使わずに動作させることも可能です。
オプションの外部給電をご覧ください。
*2 WM1000は簡易的なロスト回復機能になります。
特長
建設機械の稼働時の振動、変位、応力などをモニタリング
- シャベルアームに取り付けて動作速度や動作時温度をリアルタイムに確認
- 杭打機などに取り付け地盤強度を測定
- キャタピラ、車輪、アームなどに取り付けて動作時のひずみや変位をモニタリング
AirLogger™ コンクリート圧送での使用例
AirLogger™ 建機での使用例
建設現場の温度、圧力などをモニタリング
- コンクリート圧送時の圧力モニタリングを無線で簡単に確認
- アスファルト埋設時、輸送時の温度変化を常時モニタリング
- コンクリート硬化時の温度管理を自動記録
建物の振動試験時の振動やひずみの計測
- 建物から計測器まで長い配線を引き回さず、容易に設置可能
- ひずみゲージを直接取り付けられるので、設置が容易
- 振動センサ以外にも、ひずみ式変換機各種対応
AirLogger™ ひずみ計測の簡略化
アスファルトの温度管理
- 輸送中のアスファルトの温度を簡単計測
- 輸送~埋設時の温度を自動記録
- 無線通信のため、配線がなく設置が容易
温度、ひずみ、加速度などの多点同時測定が可能
- 摩擦熱温度測定と衝撃によるひずみ測定など建機特有の評価試験を一括同期で実現
- 建物の長期試験における熱によるひずみ具合と温度の相関性等、多点同時モニタリング
室内空間の測定が簡単
- 段取りが楽で多点測定も可能。室内外の温度分布を簡単測定
- 日照による温度変動などを長期でモニタリング
- 壁や柱をひずみ測定する事で建物の強度を測定
広範囲の測定
WM2000シリーズは、見通し100m半径の範囲内の計測が可能ですが、通信距離は環境により大きく変わります。屋外や見通しの良い屋内であれば、100m以上の距離の通信も可能です。また、それ以上の遠隔の場合は、AirLogger™ Cloud Liteをご検討ください。
AirLogger™ Cloud Liteについてはこちらへ
NDIS変換ケーブル(オプション)をご用意
NDISコネクタ付きひずみゲージ式センサに対応した変換ケーブルをオプションでご用意しました。ご使用により、センサの取付がより簡単に行えます。
オプション:NDIS変換ケーブルはこちらから